渇いた叫び

1980年代にJourneyのヴォーカルとして活躍したスティーブ・ペリーは、突如としてバンドを脱退する。

その歌声は「20世紀最高の声」「百万人に一人の声」と称されており、世界中にファンを持つ。

 

したがって、40年経った今でもその美声を待ち望む声は多い。

ここにいる口髭を生やした良いオヤジの母親もその1人だ。

彼の母は病気のためもう目が見えず、すでに先が長くないことが見えている。

 

息子は洋楽に疎い、というよりエンターテイメントに興味を示すことがなかった。

どこか達観した風情があり、人の気持ちに気付いても気づかないふりをする。

そして傍目から見れば優秀に見えるが、親しい人物が側にいると決まって出来ないふりをする。

 

こんな男が見せる愛情表現なんて、、、と思うでしょ?

この物語は、「もう一度だけ」という彼の想いが40年の歳月を越えて再現される奇跡を追ったドキュメンタリーである。

 

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