ギャングスターに憧れたのだ

息も絶え絶え、精魂尽き果てた男が草むらに倒れ込んだ。

「ここに手傷を負った男が通らなかったか?」追跡者がジョルノに尋ねた。

「あちらに行きました」ジョルノは即座に答えた。

 

その時かすかな声で男が何かを呟いて以来、街はジョルノにとって天動説となった。

男は「感謝」と「敬意」を示したのだ!

決して恵まれているとは言い難い家庭環境で育ったジョルノにとって、この一連の出来事はまるで誕生日のような幸せをもたらした。

 

ジョルノは男から「希望」と「憧れ」を受け取ったのだ。

そして少年はギャングスターとしてその一歩を歩み始めた・・・

 

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