世界から「隔離された国」がある。
そこは文化を捨てた国だ。
今や文化の発展はリサイクルの限界を越えて地球を汚染していた。
パイロットのジンネマンは言った。「人間も自然の産物だとすれば、人の生み出すゴミもまた自然の産物と言えるだろう」と。
誰もが想像したくなかった出来事だが・・・遂に地球は臨界点を迎えた。
瞬く間に土は荒れて空は陰り、海は濁り緑は萎えた。
しばらくすると世界中で「1mから2mサイズの蜘蛛」の目撃情報が増加した。
解析の結果、昆虫学者ファビオは蜘蛛が夕方になると隔離された国の方角に歩み始めることを発見した!
一体隔離された国では何が起きているのだろうか。そして確実に、何かが始まろうとしていた。