読めない小説 夢は夜開く導かれし者たち植物の心眠れる奴隷 おれは兵士じゃない 2019年8月5日 毎朝同じくらいの時間に目が覚めて、毎朝同じ電車に乗って同じような仕事をこなして、似たようなご飯を食べて、パターン化されたゲームや動画を見て眠くなったら眠る。 そんな毎日を「平穏な人生」と称してこれこそが身近な幸せだと言い聞かせてきた。 そこには競争相手も見栄の張り合いも何も介在していない。なぜなら、自分にしか関心がない... 間久部緑郎