若者の反撃

失業率30%、加えて財閥系企業に入らねば人でないとまで報道された国がある。

就職でその後の80年が決まる。

未来を憂いた一人の若者は、SNSでアナグラムの奇妙なメモを投稿した後、宣言通りの投身自殺を実行した。

 

すると一人また一人と、呼応した若者が次々に投身自殺を図る・・・同じメモを残して。

奴隷の国が奉仕を怠れば消費の国が餓えるのは必然であり、 人手不足は奴隷製造業を潤すが権利を主張し過ぎれば資本主義の血脈が硬化する。

少子高齢化で労働人口率減少に頭を悩ませる政治家大企業組合は見過ごせない事実としてこれを受け止めた。

 

だが、それが、それこそがある種のトリガーだった。

つまり、これは、「権力」と「立場」を逆手に取る若者グループによる静かなる国家転覆事件の序章だったのだ・・・!

 

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